私は撮影中、「はいチーズ」をほとんど使いません。あの掛け声で出てくるのは、みんなが同じタイミングで固めた「用意した笑顔」だからです。代わりに使っている言葉を紹介しますね。
全員集合では「200%の笑顔で!」
家族写真や親族の集合写真のとき、私がよく言うのは「200%の笑顔でお願いします!」です。
不思議なもので、「200%」と言われるとみなさん一瞬「どういうこと?」と笑ってしまうんです。頑張って作った100%の笑顔ではなく、ふきだした瞬間の本物の笑顔。狙っているのはそこです。おじいちゃんおばあちゃん世代にも、これはよく効きますよ。
子どもには「言葉」より「遊び」
子どもの場合は、掛け声そのものを減らします。クイズを出したり、追いかけっこの途中で撮ったり、「あの鳥居まで競走!」と走ってもらったり。カメラに向かって笑ってもらうのではなく、楽しくて笑っているところにカメラがある、という順番にします。
かしこまった1枚がほしいときも、「かっこいいポーズ決めて!」「モデルさんみたい!」のほうが、子どもは乗ってくれますよ。
パパママにお願いしたいこと
撮影中、お子さまに「笑って!」「カメラ見て!」と頑張って声をかけたくなると思うのですが、実はこれ、逆効果のことが多いんです。言われるほど顔がこわばってしまうからです。
パパママには「お子さんと普通に遊んでいてください」とお願いしています。家族が笑い合っていれば、その中に自然な笑顔は勝手に生まれます。それを残すのが私の仕事なんです。